アストルティア防衛軍には度々チームメンバーも同行することがあるのですが、
そのときに「なぜ薬アイテムを取らずに残しているのか?」との質問が。
まず、それぞれの薬の性能について緑本P108から引用すると次の通り。
- 回復ドリンク(※緑色の薬) … 使用者の周囲20m以内にいる味方全員のHPを、それぞれ最大値の半分だけ回復させる。
- 魔力ドリンク(※青い薬) … 使用者の周囲20m以内にいる味方全員のMPを、それぞれ最大値の半分だけ回復させる。
- 復活ドリンク(※黄色い薬) … 使用者の周囲10m以内にいる味方全員を、復活させつつHPをそれぞれさ最大値の半分だけ回復させる。チカラつきていなかった人には効果がない。
使用者の範囲20mとなるとベホマラー並みの範囲でかなり広くなっており、
対して、復活ドリンクだと10mくらいでハッスルダンス並みの範囲になっています。
それぞれ1個ずつプレイヤーにあらかじめ配布されており、
どれも効果が高く、よく初心者大使の防衛軍でのコメントでは
「回復アイテムだけでいいので回復職はいらない」といった主旨のコメントが流れることがあります。
「回復アイテムだけでいいので回復職はいらない」という言葉については、
本質的には僧侶でも武器を使って攻撃してほしいという意味ではあるものの、
何故回復アイテムが拾われないのかについての自分なりの解説を書いてみることにしました。
論理パート
- 「魔力ドリンク」を必要とする職業が限られる
まずこのうちで最も使う機会が少ないのが青い薬の「魔力ドリンク」で、
風の宝珠である『勝どきのMP回復』を参加者全員がつけていることを前提とすると
敵モンスターがたくさん出てくる都合上、そちらでMPを補えてしまうことから、
「魔力ドリンク」に関しては手元に1個ある都合もあって、新たに拾う必要性がありません。
ただし「魔力ドリンク」に関しては必要にしている職業も存在していて、
代表例だとマダンテを多用する魔法戦士で、マダンテを使用するとMPが0となり、
多用する人だと1戦闘につき2~3度は使うような形になります。
魔法戦士だと範囲攻撃が乏しいといったこともあって、
魔法戦士必殺の準備が無くても使わざるをえないケースが往々と出てきます。
気の利いた人だとマダンテを使った人にあわせて「魔力ドリンク」を差し入れてくれる人も。
他にも杖職のMPは消費が激しいことから後半MPが枯渇しやすく、右のパーティ表示で
天地雷鳴士のMPが切れ始めていそうならば「魔力ドリンク」を差し入れることもあります。
あとは『勝どきMP回復』を搭載していない人だと必要となるものなので、
もし『勝どきMP回復』がないならばそちらの獲得の方を優先した方がいいものの、
MPに不安がありそうで誰も獲得していなさそうなら獲得しておくのも手です。
- 「回復ドリンク」を使わなくてもベホマラーがある
回復ドリンクはベホマラーに似た便利な効果ではあるのですが、
逆にいうとベホマラーがあれば「回復ドリンク」の必要性が薄いことになり、
賢者や僧侶といった職業で拾っても使い映えが薄くなります。
厳密には、使用者が蘇生直後でバフが切れているときに
僧侶や賢者でも「回復ドリンク」を使う機会はあるものの、
基本的に他職に拾ってもらった方が有効活用に繋がるのであえて拾いません。
- 変に遠くにある
「闇の魔鐘」を倒すと回復ドリンク、
「闇黒の魔瘴」を倒すと対応の兵団の本、
「大闇黒の魔鐘」を倒すと復活ドリンクが手に入るのですが、
そちらだと端の方に出現するため、拾い損ねると遠くの場所に
ポツンと回復アイテムが取り残されている場合が結構あります。
戦況の進行もあるので、わざわざ取りに行くよりは
他の敵の対応に当たった方がいいことも多いということで
そのまま戦闘終了まで放置されるといったことも珍しくありません。
他にも、具体的に話すと、深碧の造魔兵団での3:50のアイテム支給で
「金縛りの書」だけ拾わないと「魔鐘召喚」のキャンセルに間に合わないといった
時間的に追い詰められているときだと回復アイテムを拾う余裕がないときも。
- 有用なアイテム以外はいらないアピール
よく見るのが「金縛りの書」や「猛攻の書」「堅守の書」は拾っても
他の薬や「神速の書」「加重の書」は拾わないケースに遭遇しやすくなっています。
『アイテムを拾った方がいい職業』については様々な基準があり、
・火力がない職業
・補助職
・ボスにずっと張り付いている人
・アイテムの使い方がうまい(防衛戦の進行を熟知している)人
このうち代表例として「魔鐘召喚」の発動を「金縛りの書」で潰す人の場合、
『自分は効果的にアイテムを使う』といったサインで用いられている様子。
必要以上アイテムを拾わないことによって、
率先してアイテムを獲得している後ろめたさの解消にも用いられているようです。
非論理パート
- 回復アイテムを拾わないことの慣習化
オートマッチングで参加していると、上記の理由には当てはまらない要件で
回復アイテムだけ拾われないケースにも多く遭遇していて、
どうやら回復アイテムを拾わない行為が慣習化されているようにも見えます。
まともな回復職が占い師やレンジャーくらいなときでも
回復アイテム残しがされているのを見かけると、回復職はおろか
回復アイテムすら否定されてるといっても過言ではありません。
- 使い方・使い時が分からない
実際に防衛軍に通い慣れていない人の場合だと、
アイテムに支給品があることを理解している人もいる世界で、
それぞれどんな効果があるのかについてもよく分かっていません。
そのため「使い方が分からない」もしくは「使い時が分からない」と言うことで、
無暗に拾うよりは誰かが拾ってくれて有効活用してくれたいいな
という意味で、自分は拾わないというルールを構築する場合も。
特に「猛攻の書」「硬守の書」や「金縛りの札」に関しては
使い時で防衛の成否を分けるくらい強力なこともあり、
そちらのアイテムの使い方次第で防衛できるか決まるといったこともあります。
ちなみに回復アイテムの使い時としては、ピンチになったら使っていて
私の場合だと死者が1名でも出たら復活ドリンクを使ってるような有様で、
特に獅子門防衛で北側の橋を渡っていると意識的に使うといったことをしています。
つまり、私に関しては無暗に使ってる嫌いがあるくらいの頻度なのですが、
「回復アイテムだけでいいので回復職はいらない」というフレーズを
「8人もいるんだから使い時がきたらさっさと使おう」と解釈しており、
そういう意味で、回復アイテムを使わずに残しておくよりかは
ガンガン使った方がいいのではないかと感じている1人となっています。