王都カミハルムイ南(G-3)古書店での「ももものモーモン」の写し

『ももものモーモン』という絵本だ。
まんまる お月様のよる。
もももという ちいさなモーモンが
ふわふわ ものおもいに ふけっていました。
ももものきょうだいは たっぷり血をすって
りっぱなピンクモーモンに なったのに
もももだけは ちいさなモーモンのままでした。
もももは血がニガテで 飲めなかったのです。
お月さま ぼくは おちこぼれモーモンなの?
もももの目から しずくが ぽたんとおちました。
すると お月さまのかげから まぼろしのように
あわくひかるモーモンがあらわれて いいました。
もももは ももものままで いいんだよ。
もももは たいせつなことを しりました。
やがて もももは ゆきのように まっしろな
めずらしいモーモンに せいちょうしたんだとか。

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