「たいあたりマン」が嫌われてしまう理由

「たいあたりマン」とは、「たいあたり」をひたすら連打するプレイヤーのことで、
有効な相手もいるとはいえ、一般的には嫌われがちな行動となっています。

今回はなぜ「たいあたり」の連打が嫌われてしまうのかについての解説記事です。

「たいあたり」の基本的な解説

「たいあたり」は「休み(スタン)」と「ふっとばし」の2つの効果を与える特技です。
それぞれの確率については次の通り。
・「スタン(休み)」 … 3回に1回の割合
・「ふっとばし」 … 高い頻度(グラコス本P119では10回に8回)
例えば、魔法を使ってる相手には、スタンやふっとばし効果で中断が狙えるので、
どちらかの耐性が弱ければ、魔法の中断目的で「たいあたり」で阻害できることになります。

デュアルブレイカー等で「状態異常耐性低下」が付与されると、
「スタン(休み)」がかかる確率が上昇するので、
スタン耐性が高めの敵でも「スタン(休み)」を狙える確率も上昇することに。

  • 基本「無属性」の攻撃

また「たいあたり」は基本的に無属性特技なので、属性武器を装備していて、
その属性攻撃に強い相手に攻撃をしてもダメージが出ないとき、
無属性の「たいあたり」の方がダメージが出ることがあるので、
「たいあたり」を連打した方が戦闘に貢献できるといったこともあります。
(※フォースがかかると属性付与の影響は受ける)

  • 幻惑の影響を受けない

グラコス本P87によると物理攻撃特技ながら幻惑の影響を受けない特技となっており、
幻惑中「たいあたり」で攻撃した方が安定してダメージを与えらえることもあります。

「休み(スタン)」が発生すると、スタン耐性が一時的に上昇する

  • 威力が低い

まず「たいあたり」の特技の威力について話すと、通常攻撃の1.25倍程度なので、
「たいあたり」を連打していると、他の威力の高い単体攻撃と比べ
ダメージが落ちることになり、つまり威力の低い攻撃を連打しているという状態に。

また「たいあたり」の「休み(スタン)」効果については、一度スタンが入ると
一時的にスタン耐性がつくことになり、14秒間は「たいあたり」で止まらなくなります。
このことを知らずに再びスタンするまで「たいあたり」を続けようと思うと
延々とダメージが低い「たいあたり」をし続けてしまう人も出てくるわけです。
(※紫本P335だと『たいあたりで起こったときは「14秒間、たいあたりによる
休み(スタン)の状態変化を完全に防ぐ」』との記述なので、たいあたり特有のルールの様子)

  • 「休み(スタン)」中のスタン上書きはできない

他にも、休み状態の敵だと、他のスタン特技の上書きができず、
例えば「たいあたり」のスタン時間は4秒程度なのですが、
武闘家の必殺技の「一喝」のスタン時間は15秒程度なので、
「たいあたり」と「一喝」が被って先に「たいあたり」の休みが入っていると
4秒しか休み状態が入らないといったことになってしまいます。
そのため、ずっと「たいあたり」をされてしまうと
他のスタン特技が有効活用できる場を奪ってしまっているということです。

予測外の展開を発生させてしまう「ふっとばし効果」

ふっとばし効果(ノックバック)によって、相手の行動を中断させることもできるのですが、
仕様上の問題が絡んでいて、逆に戦況としてはマイナスに働いてしまうことも。

  • 次の行動を早めてしまうケース

実際に体験したケースを話すと、バズズ相手に「たいあたり」を使ってみたところ
ちょうどそのときバズズが「かがやくいき」を使っている最中で、
本来ならブレス使用後のモーションがあるはずなのですが、
「たいあたり」のふっとばし効果によって省略されてしまい、
ブレスダメージ後、即座に「かがやくいき」を再び使ってきたというような状態に。
つまり「ふっとばし」効果によって行動を早めてしまうケースがあるということです。

  • 強力な行動を抽選させてしまうケース

また、キャンセルショットといった「発動中断」でもそうなのですが、
基本的に「発動中断」や「ふっとばし」だと相手のターンを消費させないため、
「発動中断」や「ふっとばし」によって別の強力な行動を呼び起こすことがあります。
例1)ダークドレアムの場合「はやぶさ斬り」予定のものが「グランドクロス」へ
例2)ビッグビッグハットの場合、通常攻撃で移動中でそれを壁で阻害している最中、
ランドインパクトでふっとばし効果が発生し、移動がキャンセルされて
「イオグランデ」に行動が変化し、攻撃できずに離れないといけない展開へ。

  • 座標ズレによるワープ

敵モンスターが、Aさんを攻撃しようと移動中にふっとばし効果を与えると、
座標ズレを起こしてしまい、Bさんが壁で抑えていたはずなのが、
Aさんの元へワープしたかのようにすり抜けて移動してしまうことがあります。

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