アストルティア創世記P14によると
300年ほど前の登場人物になる『砂漠の狼王』の記述について。
真のアラハギーロ王国-会議室(D-7)の中央の本棚
『砂漠の狼王』という本だ。
かつて アラハギーロ王国には
砂漠の狼王と呼ばれる 名君がいた。
剣術に秀で 学問への深い見識を持ち
民からも慕われた 王であったが
なぜか 生涯 妻をめとることはなかった。
ある時から 狼王は弟に王座をゆずり
各地を旅して 誰かを訪ね歩いたり
密林に残る遺跡に こもるようになった。
その姿はまるで 熱に浮かされ
なにかに 焦がれるようであったという。
真のジャイラ密林(クエスト群「夜の神殿に眠れ」関連)
返事がない。
ただの しかばねのようだ……。
しかばねのそばに 手帳が落ちている。
開いてみますか? → はい
****は 今にも崩れそうな手帳を
そっと 開いた……。
夜の神殿☆探検手帳
キミを探しつづけて 長い年月が過ぎた。
結局 最後に導かれるように
この場所へと 来てしまったようだ。
二度と会うことはないまま
この地で果てるのは 運命なのだろうな。
空には 大きな月が浮かんでいる。
あれを見上げるたびに いつも思っていた。
キミは 幸せになれただろうか?
キミがくれた未来に キミの姿はなかった。
永遠のままの約束が 胸を焼いた。
それでも……
俺は キミに救われた人生を誇ろう。
俺だけに価値のある ただひとつの光を
追い求めた この一生が……
……どれほど 幸せであったか
キミなら わかってくれるだろう。
手帳の文字は そこで 途切れていた。